健康的なもの以外食べられなくなる「新型摂食障害」についてきいた。「オルトレキシア」っていうらしい…いったいどんな摂食障害なの?
あなたは、新型摂食障害「オルトレキシア」について、不安や疑問をお持ちでしょうか。
この記事では、新型摂食障害といわれている、「オルトレキシア」について、説明していきます。
「原因や症状」「どのように付き合い、治していけばいいのか」についてご紹介します。
私は、「美味しく食べて美しくなる」米粉料理教室開業のゼロをイチにして、
長く愛される教室の土台作りをサポートする、
健康料理教室開業コンサルタント、米粉・グルテンフリー・アレルギー対応料理研究家、
ヘルシーライフデザイン協会代表理事のみやなりちあきです!
料理教室開業9年、米粉研究歴9年、子どもが0歳の時に料理教室を立ち上げ、レッスンを継続、述べ1200名の受講生を指導してきました。
新型摂食障害「オルトレキシア」とは?
「オルトレキシア」って知っていますか?
ちょっと重い話になるかもしれませんが、
大切なことなの聞いていただけると嬉しいです。
オルトレキシアというのは、
「健康的な食事」以外を信じられなくなる、
新型の摂食障害のことです。
例えば、
・グルテンは絶対に悪!
・ヴィーガン食しか絶対に食べない!
・動物性タンパク質は絶対に食べたらだめ!
・砂糖は少しでも口にしたらだめ…!
・食品添加物は食べたら…絶対にダメ!
自分の「健康食」の基準から外れた、「不健康なもの」を食べることに、過剰なまでの不安や恐怖心を抱き、自分で決めたルールを破ってしまうと、ひどく罪悪感にかられ、酷い場合は吐き戻し、無かったことにしてしまう…
そんな症状が、新型摂食障害「オルトレキシア」です。
オルトレキシアは、自分の食事だけに留まらず、お子様やご家族、ご両親にの食べるものが気になり、その人の考える「NG」な食べものを口にすると、「なんでそんなもの食べるの!!」と、怒鳴りつけてしまう…ということに悩んでいる方もいるのです。自分自身でもわかっているけれど、やめられない。そのようなご自身の症状に、苦しんでいる人もいます。
新型摂食障害「オルトレキシア」の原因と症状は?
オルトレキシアの原因は「健康と食事」の学びから始まります。それ自体は、とても良いことなのですが、情報を客観的に捉えることができなくなり、過剰に怖がってしまうようになります。
たとえば、お子様のアレルギーをきっかけに、食育や食の知識を学び始める人も多いのです。学び始めるとどんどん深いところまで学べるのが、食の知識。学べば学ぶほど、知識が増えていき、「身体に良い」健康な食事のことが分かってくるのですが、「健康的な食事」にこだわり始め、日常生活が送れなくなってしまう人もいるのです。
健康を思って、頑張っているお母さんも、知らず知らずのうちに、この「オルトレキシア」の傾向に陥ってしまうお母さんを沢山見てきました。「苦しいです。」「決めたもの以外を食べる自分を許せないのが辛いです。」と、ご相談もたくさんありました。
この状態になると、自分だけでなく、家族や周りの人が絡んでくるので、ご本人もご家族も生きづらく、とても苦しくなります。
「なんで、身体にいいのにわかってくれないの?」
「わざわざ、不健康なものを食べるの?」と、
トゲトゲ、ギスギス…攻撃的になってしまうのです。
新型摂食障害「オルトレキシア」の日常生活への弊害
勿論、身体に優しい食事をすることが、健康を守るためには、理想ではあります。
しかしながら、
私たちの食事は、食べ物を食べている…だけではありません。
食事には、コミュニケーションという役割も含まれているのです。
他人とコミュニケーション、感情や気持ちのやりとりをしてこそ、人として「生きている」実感が得られると思うのです。「生きている実感」を感じられないと、辛いですよね。
もし、その「オルトレキシア」によって、家族のコミュニケーションが阻害されているのであれば、早めに対処していかなければならないと思うのです。
「生きるために食べる」はずが、いつのまにか、
「食べるために生きる」に変わってしまっているのです。
数々の名言を残した、タモリさんの名言のひとつに、
「健康のために死ねる」
という言葉がありますが、まさにそれですね。
言葉選びが、タモリさんらしいですね笑
「オルトレキシア」と摂食障害の違い
摂食障害というと、拒食症や過食症が有名ですが、オルトレキシアと、これらの摂食障害は、「動機」が違います。
摂食障害は、「痩せ願望」や「体系に対する強いこだわり」「太るのが怖い」など、「ボディイメージへの執着」が多いのに対し、オルトレキシアの動機は、「完璧に健康的な自分でいること」「健康的な食生活をおくることで自己肯定感をあげる」という、「食事に対する完璧主義」の傾向がみられます。
「オルトレキシア」と「健康的な食事をすること」の違い
何度もいいうように、人生において、健康はとても大事なことです。
なので、健康を守る食事はとても大切です。病気になってしまったら、辛いですよね。
では、オルトレキシアと、健康的な食生活とは、何が違うのでしょうか?
1、友人、恋人、家族、大事な人と食事ができなくなる
食事内容が気になるあまり、人と食事ができなくなっていたら、危険信号です。
2、かえって不健康になっている
やせすぎていたり、明らかに栄養が偏り、体の健康状態に影響が出ているのに、自分の信じたものしか食べられないのは、オルトレキシアの傾向があるかもしれません。
オルトレキシアの人は、「確証バイアス」が強くはたらいていることが多いです。「確証バイアス」というのは、自分に都合の良い情報ばかりを選択し、「やっぱりそうだ」と、確信し、自分の都合の悪い情報は目に入らない状態のことです。自分の正しいと思っている情報を集めて、納得するのです。オルトレキシアの人は、情報の取捨選択が苦手な人が多く、目の前の情報だけを信じがちなので、客観的にものごとを考える練習が必要でしょう。
「オルトレキシア」の治し方・付き合い方
食べ物に人生を支配されるのは、違うのではないか?と思うのです。
人生をよく生きるための、「食事」のほうがいいはずです。
真面目な方ほど、陥りやすい、この症状。
アレルギーがあってもなくても、
「みんなで一緒に囲める」
「心と心をつなぐ」「家族の誰かが置いてけぼりにならない」
そんな、食卓を作りましょうと、献立作りやレシピのご提案をしています。
アレルギーがなければ、
小麦だって、卵だって、乳製品だって、食べてよいと思うのです。
(勿論、食べ過ぎはNGですが。)
私は、
小麦アレルギー、幼少期からのアトピー、若くして逆流性食道炎になり、食道に潰瘍ができた経験もあります。
ですから、体のことを考えた、良い食べ方は本当に大事で、全員に必要だと思うのです。
ですが、
心も身体の一部。
単に身体に良い食事「だけ」を切り取ることがなってはならないと思っています。
食事は、食べるという行為だけでなく、いつも【心が隣り合わせ】、ということを忘れないでほしいのです。
健康オタクの一人歩きは危険です。
マクロビオティックやグルテンフリーに傾倒して、周りが見えなくなり、家族の声が聞こえなって、家族関係を壊してしまったらどうでしょう?
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大切な友人や恋人との関係にヒビが入ってしまったら…?
それはなんか、違いますよね。
食は「人」と「良」という漢字でできています。
(いきなり金八先生…笑)
「良い人生を作り上げるため」の、
「良い食事の選び方」ができると良いですよね。
グルテンフリーも「ゆるーく、たのしく、美味しく」つづけてくださいね。
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オートミールもグルテンフリーですが、日本のグルテンフリーといえば、米粉。
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私、みやなりちあきは、2014年から、米粉の研究と、料理教室を9年継続しています。
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